いざというとき困らないために、葬式にかかる料金の内訳を、事前に確認しておくことが大切です。葬式の料金は、葬儀そのものの費用、飲食接待費用、火葬費用、お寺への費用の4つに分けられます。うち、葬儀そのもの・接待飲食については葬儀会社に支払います。火葬費用については、見積もりに含まれる場合とそうでない場合があるため、事前に葬儀会社への確認が必要です。
お寺への費用は、葬儀会社とは別に、個別に支払うものになります。葬儀そのものの費用は、式場や祭壇、棺などのランクによって変動します。その他の内訳として、寝台車・枕飾り・ご遺体の保存や湯灌・供花・受付・バスなどがあります。葬式のランクを決め、事前に業葬儀会社に申し出ておくことで、トラブルを防げます。
接待飲食については、会葬者の人数によって料金が変動します。内訳としては、通夜・告別料理、会葬礼状・返礼品が含まれます。お寺への費用には、謝礼・読経料・戒名料が含まれ、僧侶の人数や戒名のランクによって料金が異なります。一般的な目安は20～50万円ですが、お寺との良い関係を築くためには、事前の確認が必要です。
菩提寺がある場合は親族・檀家さんに確認したり、紹介の場合は葬儀会社に確認したりします。お寺によっては直接問い合わせても失礼でない場合があります。無料セミナーを開催している葬儀会社が多くあります。資料請求だけでなく、一度訪れて直接疑問を解消することをお薦めします。